加速する時間への抗い
21世紀のファッション産業は、かつてない速度で加速している。トレンドは瞬きする間に消費され、衣服は記号として流通し、物理的な耐久性よりも画像としての映えが優先される傾向にある。この「加速する時間」の只中にあって、逆説的に「時間の停止」あるいは「時間の蓄積」を志向した特異な存在が、デザイナーであり現代美術家でもあった髙橋大雅(Taiga Takahashi)である。
1995年に生まれ、2022年に27歳という若さで急逝した彼は、自身のブランド「Taiga Takahashi(現 T.T)」を通じて、衣服を消費財から「未来の考古物」へと再定義することを試みた。彼の活動は、単なるヴィンテージウェアの復刻(レプリカ)の枠を超え、建築、彫刻、茶道、そして出版を含む総合芸術(Gesamtkunstwerk)の様相を呈していた。
この記事では、髙橋大雅の生涯、彼が提唱した「応用考古学(Applied Archaeology)」の哲学、京都・祇園に遺された空間「T.T」、そして彼が設計したプロダクト群について、その文化的・歴史的意義を包括的に論じるものである。彼が遺したものは、単なる衣服のコレクションではなく、100年後の未来に向けた壮大な時間的実験であったことを明らかにする。
伝記的文脈:収集家から考古学者へ
形成期:ヴィンテージ・アーカイブの蓄積
髙橋大雅のキャリアの起点は、デザイン(創造)ではなく、収集(アーカイブ)にあった。10代の頃から、彼は1920年代から1950年代を中心としたアメリカンヴィンテージウェアの収集に没頭し、その数は2,000点とも数千点とも言われる膨大なアーカイブへと成長した2。
この時期、彼が特に注目したのは「大量生産以前(Pre-mass production)」の衣服である。1920年代のアメリカは、資本主義的合理性が社会を覆い尽くす直前の時代であり、衣服にはまだ職人の手仕事や、過剰なまでの耐久性が残されていた。彼はこれらの衣服に、現代が失った「強さ」と、時間の経過のみが与えうる「美(Sabi)」を見出した。彼にとって古着は、過去の情報を現代に伝える「タイムカプセル」であり、未来の衣服を作るための設計図であった4。
ロンドン・セントラル・セント・マーチンズ時代
日本の高校を卒業後、渡英した髙橋は、ロンドン国際芸術高校を経て、世界屈指のファッション教育機関であるセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins, UAL)に進学した4。
CSMにおいて彼は、概念的なアプローチと西洋的なモードの文脈を学ぶ一方で、自身のアイデンティティである日本文化への意識を深めていった。ロンドンという異文化圏に身を置くことで、逆説的に「日本的な美意識」を客観視し、再発見するに至ったのである。彼は自身の生活を「グローバリゼーションとローカリゼーションの混合」と表現しており、この視点が後のブランド哲学の根幹をなすこととなる7。
在学中および卒業前後には、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)率いるCeline(セリーヌ)や、ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)といったメゾンで経験を積んだ3。また、ストリートとラグジュアリーを融合させたAlyx(アリクス)のMatthew Williams(マシュー・ウィリアムズ)の下でもインターンを経験しており、工業的なディテールへの感性もここで養われた8。
ニューヨークでの創業と「考古学者」としての自覚
2017年にCSMを卒業後、髙橋はニューヨークへ拠点を移し、自身の名を冠したブランド「Taiga Takahashi」を設立した4。当初はウィメンズウェアとしてスタートし、パリでの発表も行っていたが、彼は次第にファッション業界のサイクルに違和感を抱くようになる。半年ごとに消費され、過去のものとなっていく「モード」に対し、彼が求めたのは「100年後も残る服」であった。
この葛藤を経て、彼はブランドの方向性を大きく転換する。対象をメンズ(ユニセックス)へと変更し、自身が収集したヴィンテージウェアをベースにした「応用考古学(Applied Archaeology)」の実践へと舵を切ったのである。彼は自身を「デザイナー」ではなく「被服考古学者」と位置づけ、過去の遺物を発掘し、現代に蘇らせることを使命とした3。
急逝と神話化
ブランドが世界的な評価を獲得し始め、京都に拠点を構えた矢先の2022年4月9日、髙橋大雅は27歳という若さで急逝した2。致死性不整脈、志半ばでの旅立ちは、彼の作品に「未完の美」という新たなレイヤーを付与することとなった。しかし、彼は生前より「自分の死後もブランドが続くこと」を想定し、緻密な計画と哲学をチームに共有していた。彼の死はプロジェクトの終わりではなく、彼が目指した「時間の超越」を実証するための新たなフェーズの始まりとなったのである。
哲学と方法論:応用考古学(Applied Archaeology)
「過去の遺物を蘇らせ、未来の考古物を発掘する」
T.Tのブランドコンセプトは一貫して「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する(Resurrecting relics of the past to unearth artifacts of the future)」である4。
この哲学は、以下の3つの時間軸の操作に基づいている。
| 時間軸 | 役割とプロセス |
|---|---|
| 過去 (Past) | 1920-50年代の衣服を「遺物」として発掘。素材、縫製、パターンを考古学的視点で分析・解読する。 |
| 現在 (Present) | 過去の技術を現代に蘇らせる(Resurrect)。失われた技術(旧式力織機、泥染め等)を用い、新たな生命を吹き込む。 |
| 未来 (Future) | 制作された衣服が、100年後の未来において「21世紀初頭の考古物」として発見されることを意図して設計する。 |
彼は衣服を「化石」や「タイムカプセル」に見立てていた。通常のファッションデザインが「今」を切り取るのに対し、T.Tのデザインは「時間の経過」そのものをデザイン対象としている点が決定的に異なる。
侘び寂びとサバイバル・オブ・ザ・フィッテスト
髙橋は、時を超えて生き残ったヴィンテージウェアの魅力は、単なるノスタルジーではなく、その「強さ」にあると考えた。適者生存(Survival of the fittest)の原理と同様に、機能的で、素材が良く、構造が理にかなっているものだけが時間を生き延びる。
同時に、彼は日本の伝統的な美意識である「寂(Sabi)」を重要な要素として取り入れた。「寂」とは、時間の経過に伴う劣化や静寂の中に美を見出す心である7。彼は、アメリカの合理主義が生んだワークウェアの無駄のない構造と、日本の着物が持つ直線的な裁断(一反の布を無駄なく使う精神)との間に共通項を見出し、西洋と東洋の美意識を融合させた2。
アノニマスな創造性とチーム制
髙橋は「個」としてのデザイナーの顕示欲よりも、職人(アルチザン)たちの技術や、歴史そのものへの敬意を重んじた。彼の死後、ブランド名が「Taiga Takahashi」からイニシャルである「T.T」へと変更されたことは、この哲学を象徴している2。これは、一個人のブランドから、共通の哲学を持つ集団(コレクティブ)によるプロジェクトへの移行を意味する。
現在、ブランドは彼が生前に信頼を置いたデザインチームと、ロンドンのクリエイティブ・スタジオOK-RM(Oliver Knight & Rory McGrath)によって運営されている。OK-RMは、髙橋の思考を視覚化し、言語化する役割を担っており、ブランドを単なるアパレルではなく「文化的な探求」として位置づけている8。
空間としての哲学:京都・祇園「T.T」
2021年12月、髙橋大雅は京都・祇園に総合芸術空間「T.T」をオープンさせた。ここはブランドの旗艦店であると同時に、彼の美学が物理空間として具現化された聖域である。
建築:「余白」と「記憶」の構築
祇園・花見小路の喧騒から一本入った路地に位置するこの空間は、大正時代初期に建てられた京町家を改装したものである7。
- アプローチ:ファサードには大きな看板はなく、足元の行灯に小さく「T.T」の文字が灯るのみである。これは「本当に好奇心を持つ者だけが足を踏み入れる場所」であってほしいという彼の意図による7。
- 1階(ギャラリー・ショップ):内部は極限まで要素が削ぎ落とされている。壁面や什器には古材や漆喰が用いられ、薄暗い照明の中に衣服が美術品のように浮かび上がる。
- 素材の選定:床材には、香川県の庵治石(Aji stone)や玄武岩が使用されている。これらは数百年、数千年という時間を内包する素材であり、衣服という比較的短いサイクルの物質との対比を生み出している13。
髙橋は建築においても「未完の美」を意識しており、「日本庭園のように、作られた瞬間が完成ではなく、50年、100年かけて完成していくもの」として空間を捉えていた10。
茶室「然美(Sabi)」
2階には、完全予約制の立礼茶室「然美(Sabi / Shikarubi)」が併設されている7。
- 概念:「茶の湯」を総合芸術の一部として再解釈した空間。
- 体験:昼の部と夜の部があり、老舗和菓子司の2代目による創作和菓子と、厳選された日本茶のペアリングコースが提供される。夜にはアルコールとのペアリングも行われる。
- デザイン:「然美」の空間設計も髙橋自身によるもので、茶室特有の閉鎖性と静寂が保たれている。ここでの体験は、衣服を見る視覚だけでなく、味覚や嗅覚を通じて「時間の蓄積」を体感させる装置となっている。
彫刻とインスタレーション
空間内には、髙橋大雅による彫刻作品や、彼が協働した石の彫刻家・和泉正敏の作品が恒久的に設置されている。
- Infinity Gate / Infinity Circle:玄武岩を用いた彫刻。硬質な石に布のような柔らかな曲線やドレープを与えることで、物質の境界を曖昧にしている13。
- Mirror of Time:彼の死後に開催されたインスタレーション。
これらの作品は、店舗を単なる商業施設ではなく、美術館やギャラリーに近い「思索の場」へと変質させている。
プロダクト・アーカイビング:衣服の詳細分析
T.Tの衣服はすべて「Lot.(ロット)」番号で管理されており、工業製品のような体系性を持ちながら、その内実は極めて工芸的である。以下に、主要なプロダクトと技術的特徴を詳述する。
素材と染色:失われた技術の蘇生
髙橋は、1920年代以前の衣服が持つ独特の風合いを再現するために、現代の効率的な生産体制では排除されてしまった技術を積極的に採用した。
オリジナル・ファブリック
- オーガニックコットン:当時の綿花の質感を求めて、米国産の特定のオーガニックコットンを選定。
- 旧式力織機(シャトル織機):現代の革新織機と比較して生産速度は遅いが、空気を含んだような膨らみと、不均一な表情(ネップ)を持つ生地を織り上げることができる。岡山県の機屋との協働により、ブランド独自のセルビッジデニムやツイル生地を開発している4。
染色技法:時の色
T.Tの最大の特徴の一つが、日本の伝統的な染色技法の採用である。化学染料による均一な染色ではなく、植物や自然由来の染料を用いることで、経年変化(エイジング)をデザインの一部として取り込んでいる。
| 染色技法 | 詳細と特徴 |
|---|---|
| 泥染め (Mud Dyeing) | 奄美大島の伝統技法。テーチ木(車輪梅)の煮汁で染めた後、鉄分豊富な泥田で媒染を行う。深く複雑なダークブラウン〜黒色を生み出す。化学染料にはない有機的な色ムラと、防虫・防腐効果を持つ19。 |
| 藍染め (Natural Indigo) | 天然の藍を使用。着用を重ねるごとに鮮やかな青へと変化し、持ち主の生活様式を色落ちとして記録する。 |
| ログウッド染め (Logwood) | マメ科の植物から抽出される染料。深い紫がかった黒やグレー(Logwood Gray)を表現する22。 |
| 柿渋染め (Persimmon) | 平安時代から続く技法。日光に当たることで色が濃くなり、硬化して耐久性が増す。時間の経過を可視化する染料である。 |
| 墨染め (Sumi Dyeing) | 墨汁を用いた染色。チャコールグレーの独特な風合いと、殺菌・防臭効果を持つ22。 |
代表的な「Lot.」プロダクト分析
Lot. 704 Denim Trousers C.1920’s

ブランドのシグネチャーとも言えるデニムトラウザーズ。
- 原型:1920年代のJC Penney “Foremost” デニムなどがベースとされる18。ベルトループが普及する前の、サスペンダーボタンとシンチバック(尾錠)を備えたハイウエスト・ワイドストレートシルエット。
- ディテール:
- 鉄製金具:ボタンやリベットには、あえてメッキ加工を施していない鉄を使用。時間が経つと錆(サビ)が発生し、生地に茶色の移りをもたらす。これは「錆=劣化」ではなく「錆=時間の美」と捉える意図的な設計である14。
- レザーパッチ:奄美大島で泥染めされたホースハイド(馬革)を使用。
- フロッタージュ加工:T.T祇園店の床石(庵治石)の表面をフロッタージュ(こすり出し)技法でデニム生地に転写したモデル(Discharged Indigo)も存在する。これは「石の時間」を「布」に定着させる試みである14。
Lot. 306 Cossack Jacket

1930年代のスポーツジャケット、通称「コサックジャケット」の再構築。
- 素材:肉厚なウールメルトンや、ベジタブルタンニンのホースハイドを使用。
- 構造:ショールカラー(ヘチマ襟)やサイドアジャスターなど、クラシックな要素を忠実に再現しつつ、現代的な着心地を実現するためにパターンを微調整している24。
Lot. 209 Buckle-Backed Trousers

第一次世界大戦後のワークパンツをベースにしたモデル。
- 特徴:バックルバック(尾錠)によりウエストを調整する仕様。泥染めや墨染めなど、シーズンごとに多様な染色実験のキャンバスとなっている26。
Lot. 000番台:アクセサリーとオブジェ
衣服だけでなく、革小物やバッグ、ベルトなども展開。これらも同様に、植物タンニン鞣しの革や、手打ちの金具など、経年変化を楽しめる素材で作られている。
アート・プラクティス:展示と表現
髙橋大雅の活動は、ファッションのシーズンサイクルとは異なる時間軸で行われる展覧会によっても特徴づけられる。
「Texture from Textile」展
彼が収集したヴィンテージ・コレクションを公開する展覧会シリーズ。
- Vol.2 Clothing of Time (2022-2023):彼の死後、京都のHOSOO GALLERYで開催。1910年代から1960年代の約150点のヴィンテージウェアを展示し、それらがどのようにT.Tのプロダクトへと昇華されたかを示す構成となった。建築史をテキスタイルの視点から再考する試みでもあった2。
「Presence in Absence(不在の中の存在)」展
2022年12月、建仁寺塔頭・両足院で開催された個展。
- 背景:彼が生前に企画し、タイトルも彼自身が決めていた。しかし開催時には彼自身が亡くなっていたため、「不在の中の存在」というタイトルが、予言的かつ痛切な意味を持つこととなった。
- 内容:彫刻作品やインスタレーションを通じて、物質の持つ記憶や時間の流れを提示した2。
出版と記録
T.Tは、OK-RMとの協働により、視覚的な記録(ヴィジュアル・ドキュメンテーション)にも力を入れている。製品カタログは単なる商品写真ではなく、静謐なアートブックのような質感を持ち、ブランドの世界観を補完している。
レガシーと未来:T.Tの現在地
ポスト・タイガの体制
創業者を失った多くのブランドが方向性を失う中、T.Tは驚くべき一貫性を保ち続けている。これは、髙橋大雅が生前に「自分の死後も続くシステム」を構築していたことに起因する。
現在は、彼の遺した膨大なアーカイブ、デザインノート、そして哲学を共有するチームが、彼の「考古学的発掘」を継続している。2023年秋冬コレクション以降、ブランド名を「T.T」に変更し、より匿名性と集団性を強調した体制へと移行した3。
市場での受容と評価
T.Tは、世界中の厳選されたリテーラーで取り扱われている。
- 主要取り扱い店:SSENSE, Division Road, Canoe Club (USA), Sportivo (EU), ほか国内の有力セレクトショップ(Casanova & Coなど)。
- 評価:「Japanese Americana」の文脈で語られることが多いが、VisvimやPaul Harndenといったアルチザン系ブランドと比較しても、よりストイックで学術的な(考古学的な)アプローチが高く評価されている。HighsnobietyやHypebeastなどのメディアでも、その特異な店舗体験と品質が絶賛されている5。
- 業界内での位置づけ:元GivenchyのMatthew Williamsが2024年に立ち上げた新プロジェクトのショールーム(Seiya Nakamura)において、Craig GreenやSong for the Muteと並んでT.Tが紹介されるなど、クリエイター層からの支持も厚い29。
100年後の未来へ
髙橋大雅はかつて「私たちの仕事は日本庭園のようなもので、完成を見るのは50年、100年後かもしれない」と語った11。
現在生産されているT.Tの衣服は、まだ「新品」の状態にある。これらが購入者の手に渡り、泥染めが色褪せ、鉄ボタンが錆び、生地が摩耗していったとき、初めて彼が意図した「美」が完成する。
彼の肉体は失われたが、彼が仕掛けた「時間の爆弾」とも言えるプロダクト群は、世界中で静かに時を刻み続けている。2120年代の未来人が、錆びついたボタンの付いた奇妙に美しいデニムを発見したとき、髙橋大雅の「応用考古学」は真の意味で実証されることになるだろう。
時間を纏うということ
Taiga Takahashi(T.T)に関する調査を通じて明らかになったのは、このブランドが単なる服飾産業の一角ではなく、文明批評的なプロジェクトであるという事実である。
髙橋大雅は、効率と新しさを至上とする現代社会に対し、「古さ」と「手間」という対極の価値を提示した。しかしそれは懐古主義(レトロ)ではなく、過去の英知を未来の生存戦略として再提示する極めて前衛的な行為であった。
彼の遺した祇園の空間、錆びゆく衣服、そして「未来の考古物」という概念は、私たちに「何を消費し、何を遺すのか」という根源的な問いを投げかけている。
T.Tの衣服を纏うことは、単に布を身につけることではない。それは、100年前の職人の息遣いと、100年後の未来への眼差し、そして27歳で時間を止めた一人の青年の、永遠への渇望を纏うことと同義である。
年表 (Chronology)
| 年 | 出来事 | 詳細 |
|---|---|---|
| 1995 | 誕生 | 兵庫県にて髙橋大雅、誕生。 |
| 2010s | 渡英・収集 | 10代で渡英。ロンドン国際芸術高校、Central Saint Martinsへ進学。ヴィンテージ収集を開始。 |
| 2017 | 卒業・創業 | CSM卒業。NYにて「Taiga Takahashi」設立。当初はウィメンズとして始動。 |
| 2021 | 転換・開店 | 秋冬よりメンズ中心のユニセックスブランドへ転換。12月、京都・祇園に「T.T」および茶室「然美」オープン。 |
| 2022 | 急逝・展覧会 | 4月9日、27歳で急逝。12月、個展「Presence in Absence」(両足院)および「Texture from Textile Vol.2」(HOSOO)開催。 |
| 2023 | ブランド名変更 | 秋冬コレクションよりブランド名を「T.T」に変更。 |
| 2024 | 継続 | デザインチームとOK-RMによる新体制でコレクションを発表継続。 |
主要プロダクト・スペック一覧 (Specification Table)
| Lot. | 名称 | 主要素材 | 特徴的ディテール | 染色・加工 |
|---|---|---|---|---|
| 704 | Denim Trousers C.1920’s | オリジナル左綾デニム | シンチバック、サスペンダーボタン、鉄製リベット | インディゴ、フロッタージュ(一部)、泥染めパッチ |
| 306 | Cossack Jacket | ウールメルトン / ホースハイド | ショールカラー、サイドアジャスター | ベジタブルタンニン、泥染め、素上げ |
| 209 | Buckle-Backed Trousers | コットンツイル / ダック | バックルバック、ワイドシルエット | 泥染め、墨染め、ログウッド染め |
| 601 | Tee Shirt | 吊り編み天竺コットン | 丸胴編み(サイドシームレス) | 生成り(Ivory)、泥染め、草木染め |
| 00X | Leather Goods | ホースハイド / カウハイド | 手縫い、オリジナル真鍮・鉄金具 | 柿渋染め、泥染め |
情報源一覧
本レポートの作成にあたり、以下の情報源を参照した(抜粋)。
- 一次資料:Taiga Takahashi 公式ウェブサイト 4、Rust Sabi 公式サイト 6
- インタビュー・記事:Hypebeast 5, Fashion Headline 2, Highsnobiety 27, Casanova & Co Blog 3, Division Road 20, Smerge Kyoto (OK-RM Interview).8
- 映像資料:Canoe Club “All The Details”.19
- その他:展覧会情報 2, 取扱店情報.21
参考文献
- Taiga Takahashi’s High School Career Home – Max Preps https://www.maxpreps.com/tx/grapevine/grapevine-mustangs/athletes/taiga-takahashi/?careerid=a087lr2dvir66
- The keyword “applied archaeology” of the talented designer Taiga Takahashi, who died young – fashion headline https://www.fashion-headline.com/en/article/232337
- TAIGA TAKAHASHI – CASANOVA&CO https://casanova-co.com/en-us/blogs/subjunction/taiga-takahashi
- Biography – Taiga Takahashi https://taigatakahashi.com/philosophy/biography/
- Kyoto’s Art Scene Honors Taiga Takahashi’s Definitive Work in Retrospective Exhibitions https://hypebeast.com/2023/1/taiga-takahashi-retrospective-exhibitions-kyoto-roundup
- Introduction | Standing tea Room [SABI] https://rustsabi.com/en/introduction/
- TT/Sabi-In with the old – Curated Kyoto https://www.curatedkyoto.com/blog/t-t-sabi-in-with-the-old/
- OK-RM – SMerge https://smergekyoto.com/blogs/news/ok-rm
- Taiga Takahashi — Base-Cast https://www.base-cast.com/blogt/taiga-takahashi
- Ⅰ The Eternal Past – Taiga Takahashi https://taigatakahashi.com/craftsmanship/the-eternal-past/
- About Taiga Takahashi – CASANOVA&CO https://casanova-co.com/en-us/blogs/subjunction/taiga-takahashi-e3-81-ab-e3-81-a4-e3-81-84-e3-81-a6
- DPTO — Taiga Takahashi https://www.dpto.la/collections/taiga-takahashi
- FOCUS IT.] What is the comprehensive art space created by a 26-year-old heretic? T.T.”, a new landmark in Gion, Kyoto’s Hanamachi district, is now open. | news https://www.houyhnhnm.jp/en/news/540055/
- LOT.704 DENIM TROUSERS C.1920’S – Taiga Takahashi https://taigatakahashi.com/products/lot-704-denim-trousers-c-1920s-discharged-indigo25ss/
- A space in Gion that revives the ancient Japanese sense of beauty in the modern age [Ritsurei Teahouse “Shikarubi”] | Leaf KYOTO https://www.leafkyoto.net/en/store/220510-kyoto-sabi/
- 店という名の総合芸術作品 新進ブランド「タイガ タカハシ」が京都祇園にショップオープン https://www.fashionsnap.com/article/2021-11-30/tt-open/
- Taiga Takahashi T.T Lot. 704 Denim 1920s Trousers – Wide Straight – Raw Indigo – Division Road, Inc. https://divisionroadinc.com/products/taiga-takahashi-t-t-lot-704-denim-1920s-trousers-wide-straight-raw-indigo
- Taiga Takahashi LOT. 704 Denim Trousers (c. 1920s) – got these in the mail today, only a few hours after Takahashi’s passing was announced on the artist’s Instagram. Custom 9oz left twill denim woven using an antique shuttle loom in Okayama. Based on Foremost denim sold at JC Penny during the 1920s. :r/ – Reddit https://www.reddit.com/r/rawdenim/comments/urr55a/taiga_takahashi_lot_704_denim_trousers_c_1920s/
- About T.T / Taiga Takahashi! | History, Techniques, & Clothes! | All The Details – YouTube https://www.youtube.com/watch?v=h-JYp8A3fwo
- Future through the Past – Division Road, Inc. https://divisionroadinc.com/blogs/bulletin/future-through-the-past
- LOT 704 DENIM TROUSERS IN DAMAGED INDIGO PAINT – Shop Boswell https://www.shopboswell.us/products/lot-704-denim-trousers-in-damaged-indigo-paint
- Taiga Takahashi | Inventory https://taigatakahashi.com/
- LOT.704 DENIM TROUSERS C.1920’S – Taiga Takahashi https://taigatakahashi.com/products/lot-704-denim-trousers-c-1920s-core/
- LOT.306 COSSACK JACKET – Taiga Takahashi https://taigatakahashi.com/products/lot-306-cossack-jacket-melange-brown25ss/
- LOT.306 COSSACK JACKET – Taiga Takahashi https://taigatakahashi.com/products/lot-306-cossack-jacket/
- SPORTIVO [Shop, Taiga takahashi] https://www.sportivostore.com/collections/taiga-takahashi
- Window-Shopping at T.T, the Most Beautiful Store In Japan – Highsnobiety https://www.highsnobiety.com/p/taiga-takahashi-store-kyoto/
- Taiga Takahashi :r/ThrowingFits – Reddit https://www.reddit.com/r/ThrowingFits/comments/1mfuiss/taiga_takahashi/
- Matthew M. Williams to launch new independent clothing brand – Lifestyle Asia Hong Kong https://www.lifestyleasia.com/hk/style/fashion/matthew-m-williams-to-launch-new-independent-clothing-brand/
- Former Givenchy designer Matthew M. Williams launches own fashion label https://fashionunited.com/news/people/former-givenchy-designer-matthew-m-williams-launches-own-fashion-label/2025060266342
- Taiga Takahashi “The Roaring Twenties” – CASANOVA&CO https://casanova-co.com/en-us/blogs/subjunction/taiga-takahashi-e7-8b-82-e4-b9-b1-e3-81-ae20-e5-b9-b4-e4-bb-a3
- Taiga Takahashi Exhibition (Ryosokuin Zen Temple) – Tokyo Art Beat https://www.tokyoartbeat.com/en/events/-/Taiga-Takahashi-Exhibition/kenninji-temple/2022-12-03
